太宰府天満宮とは、菅原道真公をお祀りする天満宮として知られ「学問の神様」として、受験生の聖地として年間に約700万人、お正月三ケ日だけで200万人が初詣に訪れる全国屈指の人気スポットです。
「初詣」といえば、元旦から数日の間にお参りする というのが、常識ですが、私は数年前から大晦日の日中に神社に参拝しております。
混雑した初詣を避けて、お正月の準備で、しめ縄や飾り等も新しいものに交換された清浄な気に溢れている神社に行き、神様へお願いするのではなく「今年、1年ありがとうございました」とお礼を伝えると神様の応援をもらいやすいとか?
。。。。。。
暮れに大宰府天満宮さんのホームページに「大祓式」なるものを見つけました。
大祓式とは?(おおはらえしき)
「普段の生活の中で、人が知らず知らずのうちに犯した過ちや罪、または不意の病気や怪我などの穢れ(けがれ)を祓い清め、明日からの生活を明るく元気に過ごせるよう神様にお祈りする神事です」と、書いてありました。まさに年末詣にもってこいですね~
これは行っとかねば!
では、大宰府天満宮年末詣レビュースタートです。
平成27年12月31日 渋滞もなく大宰府天満宮へ到着!
大祓式は午後4時からなので、表参道から境内を隈無く散策することにしました。
参道を進むと、スターバックス太宰府天満宮表参道店に遭遇
新国立競技場のデザインを手掛けたことで有名な、建築家 隈研吾氏が設計されたそうです、もっと大きな店舗を想像してましたが、ひときわ異彩を放つ芸術的な店構えにうっとり、、、
これは撮っとかねば!
そして、大宰府天満宮名物「梅ヶ枝餅」 これは食っとかねば!
梅の味はせず、、熱々であんこが超~美味しかったですよ! かなり脱線してしまいました(汗)
本題へ戻ります。
大宰府天満宮大祓式
楼門前の参道で神職とともに大祓の詞を唱え、人の形をした形代に罪穢れを遷して、お焚きあげし祓い清めます。
あらかじめ「形代」に名前と年齢を記入して、お志しの初穂料を納めます。
この日は、結構な雨が降っており「雨が止まない時は、中止になるのでしょうか?」と尋ねると、「いいえ、神事の時刻には必ず止みますので安心してください!」とのことでした。「ほんとに大丈夫かな?」
すると、なんと始まる寸前に見事に雨がピタリと止み「大祓式」が始まりました。
たくさんの人でごった返し、前が見えない、、、うちのチビちゃんは最前列をゲット!
手順を簡単に、
この「形代」を参加者全員に、その場で渡してくれますので飛び入り参加も可能です。
頭の先から足の先までの身体の外にある、あらゆる部分を「形代」で撫でて、罪穢れを遷します。 四十肩の私は、右肩を念入りにナデナデしときました^^
最後に、この「形代」に大きく息を三回吹きかけ身体の内にある罪穢れを遷します。
そして、神職様から大祓詞が境内に響き渡ります。
穢れとは「気が枯れる」ということで、心身ともに弱くなった状態のことです。罪やその枯れた気をお祓いし、元の元気な状態にして、お一人お一人が清々しいお気持ちで明るく元気に毎日を過ごせるよう、また広くは私たちが生きるこの社会全体を祓い清め、世の中が平安でいつまでも栄えるようお祈りをささげます。
そして場所移動し、「形代」を浄火でお焚き上げして祓え清めていただきます。
「ありがたや~」
これで清々しい新年を迎えられることになりました。
そして、おみくじを引くために、本殿に戻った際に目に飛び込んできたのはこちら▼
鷽鳥(うそどり)???大宰府さんのマスコットなのか?
太宰府天満宮の神事「鷽(うそ)替え」にちなんだおみくじでした。 足を引っ張ると「おみくじ」が出てきます
この鳥は鷽(うそ)という鳥なのだそうです。
菅原道真が蜂の大群に襲われた時に、鷽が蜂を食べて助けたという逸話があるため、こうして祀られています。 実在する鳥で、天神様のお使いの鳥と言われています。天満宮の楼門を建造の折り、スズメ蜂の大群を退治したことから「神の使いの鳥」となったという説があるそうです。
精悍な出で立ち、それでいてどこか可愛らしい!一目惚れでした^^
当然お持ち帰りで、部屋に飾らせていただいております。
大宰府天満宮には、書道の神様「筆塚」や「包丁塚」など珍しい神様がたくさん祀られていました。
鎌倉末期に京都の伏見稲荷から御分霊が祀られているという
▼「天開稲荷神社」を発見!福岡随一のパワースポットなのだそうです。
「天開水」という御神水を飲んで、しっかりと商売繁盛を祈願して参りました。
そして、後日談・・・一週間後に大宰府天満宮から郵便物が届いてました。
はて?なんだろう?
「大祓式」参加者へのご丁寧なお礼状と、御札・御撰米が丁寧に梱包されておりました!驚きと喜びで思わず、「ありがたや~」また今年の大晦日もお礼参りに、行っとかねば!
今年の穢れ(けがれ)をスッキリお祓いして、新しい年を開運の年にしたいという方には「年末詣」をお勧めします。
長々とお付き合いいただきありがとうございました。